【知識をブレンド】GIVE&TAKE×BIGデータ分析
【知識をブレンド】
知識をブレンドして新しい情報の使い方、またはものの見方を身につける情報ブログ。
今回は、
『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性 』
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『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』 2014/1/10
得られる武器:ポジティブスパイラル
『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性 』
この本は、インターネットに貯まる膨大なデータを元に、人間の行動の裏にある、行動原因、心理、その本性がどういったものであるかを語っている。
表の行動、言動と裏腹に、人間の心理はビックデータを持って判断できると記されている。
例えば、セックスに関する自己申告は当てにならないことがよく分かる記述がある。
総合的社会調査と呼ばれる米国人の行動をめぐる最も権威的で影響力のある一つである、この調査でわかったのは皆驚くほど嘘を平然とついているということだ。
異性愛者の女性は年間55回性交し、11億個が消費されていると調査でわかった。
しかし、男性に対した調査では16億個使用されているという調査結果が出た。
男女差でギャップが5億個もでた……。
世界的に消費者行動を追跡している情報・調査会社ニールセンによると、コンドームの年間販売数量は6億個に満たないと判明した。
つまり男女共に嘘の申告をしていることが分かる。
既婚者の性交回数も過剰申告がされている。
一年間に一度も性行為をしていないと答えたのはわずか1%。
この事実を踏まえた上でGoogleのワード検索結果によるデータを見ると人間が以下に嘘つきかが分かる。
なぜ、一年間に一度も性行為をしていないと答えたのはわずか1%。と、出ているのに「セックスレス 結婚」の検索率が高いのだろう?
更には「結婚 不幸」、「愛のない結婚」などのワードも検索率が高い。
つまり、みんな自分は問題なく幸せな生活を送っていると見栄を張りたいのだ。
その証拠にインスタグラムは近年急激に世界的にメジャーになったSNSアプリである。
インスタグラムの特徴は「インスタ映え」と言われるように、どれだけ美味しそうに、ビジュアルがよく、楽しげに写真をアップするかにある。
これは人間が見栄を張りたい証拠とも言える解りやすいデータの一つです。
ちなみにこの本では分身検索なる自分と似た存在を探すことで成功要因や失敗、病気の対策を打つという面白い記述がある。
この考えは疫学と同じ考えに基づいている。是非興味ある方は読んでみてほしい。
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』
この本では人間は以下の3タイプに別けることができると語られている。
1:ギバー 惜しみなく与える人 2:マッチャー 損得のバランスを取る人 3:テイカー 真っ先に自分の利益を優先する人
このなかでもっとも成功するのがギバーである。
その理由を簡単に説明するなら、相手に対し優しくすることで、良い評判が立ち、良い評判が自分の元に人を運び、その人がまた良い評判を広めるポジティブスパイラルが起こるからである。
だから他者に対して親切にすることは成功するにあたって大事な要素なのです。
しかし、大事な要素がもう一つ、ギバーは大失敗をする人が多いタイプでもあるのです。
それは自己犠牲による、自分への投資時間が減ること。つまり、テイカーからの時間、資産の搾取されてしまうのです。
この記事を読んで分かっていただけたのは、
思ったより不誠実な世界だということ、
ギバーは成功する人が多いが、搾取されてしまう立場でもあるということ、
じゃあ、どうすればいいのか?
2つの知識をブレンドするとこうなる。
嘘を見抜くスケール×ポジティブスパイラル=疑問式ギバー
「なぜそうなの?」+「2つ以上のスケール」で判断することで騙されるリスクを下げる。
どんなことにも疑問を持つことは大事だ。
有名人が言っているからとかなんの根拠もなく信じてしまうのは、あなたの目的を阻害する要因になりえます。
大切なことならまずは疑問を持ち、それから2つ以上の信憑性の高い証拠、方法で接すると良い。
例えば、無駄に優しくしてくれる人は怪しいと思うことがあるだろう。
その理由を考えた時その真実がわかる。
この場合どんなスケールを使うのか、一つは心理学、一つはその人の経歴などがいいだろう。
その上で、この人と関わっても大丈夫だと思うのであれば、なにか事態が変わるまではギバー精神で接すると良い。
もし相手がこちらの親切をいいことに、図に乗って自分の資産、時間を圧迫するような要求をするようであれば見切りをつけなければならない。でなければ早速底辺ギバーに陥ることになる。
この時もやはり「なぜだろう?」と疑問スイッチを押すことが重要である。
ポジティブスパイラルを作るにはできるだけ関わって有用な存在であるかを判断する必要があると言える。
2つ以上の根拠を持ってね。
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